2時間でわかる!「モノ」を売るな!「体験」を売れ!

会社の上司がお勧めしてくれたので読んでみました。既に私が読んだ「パーソナル・ブランディング」と「コンセプト・メイキング」を足したような内容の本でした。「売るのはコンセプトやイメージであって物はそれを実現させる手段に過ぎない」という一貫したテーマが多数の例と共に紹介されていました。中でも印象に残ったのは、uよ

「消費者の86.5%が店頭で購買意思を決定する」

というフレーズでした。この86.5%という数字はどこかの調査会社の実験で出た数字とのことですが、自分の体験から見てもそこそこうなずける数字です。別の本にも「消費者がその商品を選ぶ際の判断基準は以外にモヤっとしている」とありましたがこれは間違いないでしょう。本のタイトルは「体験を売れ」とありますが、もう少し正確に言うと、「購入したりサービスを受けた時の状況をイメージできるような売り方をしなさい」ということを主張していると思われます。本の例には飲食店が多数出てくるので小さなお店などはこの本のテクニックをそのまま応用できるのではないかと思います。

構成自体は非常にチープですが、なかなかためになる一冊でした。