「できる社長」のお金の使い方―決算書に表れない「会社の数字」を読

読む本に迷っていたところ、本屋で見つけたので衝動買いしました。筆者は金融監督庁の顧問まで勤められた金児昭さんで、財務・経理の世界ではとっても有名な方です。

内容はというと、非常に説明しづらいのですが、会社の中における経理・財務のあり方や、会社としてお金をどう使うべきかなどについて、金児さんが仕えられた歴代の社長さんの発言を引用して語られています。大体がショートストーリーで語られており、書籍というより発言集という感じでしょうか。プロフィットセンターである私にはあまり参考にならないことが多かったのですが、唯一「一円の利益を大切にすべし」という言葉は心に刺さりました。

本書とは直接か関係はないことなのですが、本書を読んでいて感じたのは金児さんの人柄です。おそらくはたいへんな人格者なのだろうと確信を持って感じられるぐらいに文章に人の良さがにじみ出ていました。「年を取るならこうありたいな・・」と感じました。